HotmailをGmailに転送

遅ればせながらGmailのアカウントを取得しました。
これまで3個(Hotmail etc)のアカウントを使い分けていましたが、それらを全部Gmailに転送することに。
これでいずれのアカウントでも迷惑メールフィルタなどの有用で無料な機能のお世話になれます。
でも、Hotmailには転送機能が無いのよね・・・
ということで、どうにかしてHotmailを転送してみました。

[4/21追記] 4/4あたりからFreePOPsのhotmailプラグインを最新版にしないとHotmailへのアクセスが失敗するようになった。プラグインの更新の手順を追加。

FreePOPs

FreePOPsというオープンソースのツールを発見。
http://www.freepops.org/en/
POP未対応のwebメールを、POP3で取得できるようにするというもの。
これを24時間稼動のlinuxマシンで動かし、定期的にfetchmailコマンド(POPでメール取得&転送)を実行すればいけるはず。

なお、Windowsの場合のインストール方法は以下のサイトで解説されています。
http://www.xucker.jpn.org/pc/freepops_install.html

FreePOPsのlinuxへのインストール

パッケージでのダウンロードもあったけど、うちの環境が古いのでソースからビルド。
INSTALLファイルに書いてあるとおりだけど以下のとおり。

 $ ./configure.sh linux
 $ make
 # make install

/usr/local/bin/freepopsd がインストールされました。

[4/21 追記] hotmailプラグインの更新

4/4あたりからhotmailからのメール取得が失敗していることに気づいた。。
FreePOPsのプラグインhotmail.lua)を最新版(1.8beta)にすると解消した。
最新版は以下のページからダウンロードできる(が、ダウンロードするには登録が必要)。
http://freepops.diludovico.it/freepops-english/5780-hotmail-1-8-beta.html
ダウンロード後、解凍してでてきたhotmail.luaを/usr/local/share/freepops/lua/hotmail.luaに上書き。

プラグインの更新版は以下のページで知りました。
http://closer.s11.xrea.com/read.php?issue=20070407_1219
(この方はhotmailWindows Live Mail Betaにアップグレードしているが、自分のほうではそれをしなくても、プラグインを更新するだけで今のところは動いている)

FreePOPsの起動

freepopsd -d でデーモンとして起動します。
デフォルトではPOP3のポート番号は2000。
-p <ポート番号> のオプションで変えられます。
FreePOPs自体には他に設定は変更してません。
取得元のwebメールPOP3のログインユーザー名で判断されるようです。
マシン起動時に起動されるように、ほんとはrcスクリプトを用意すべきですが、めんどくさいのでとりあえず/etc/rc.localに追加。
(もしかしたらソースアーカイブの中のbuildfactory/rpm/freepops.rcが使えるかも)

fetchmailの設定

自分のアカウントのhomeディレクトリ直下に
.fetchmailrcファイルを以下の内容で作成。

poll localhost
port FreePOPsのポート番号
protocol pop3
user hotmailのメールアドレス
password hotmailのパスワード
smtpname 転送先のメールアドレス

fetchmail実行で転送テスト。
その時点でhotmailの受信トレイに残っているメールが全部転送されます。
テストで問題なければ、crontab -eで以下を追加。

*/10 * * * * fetchmail > /dev/null 2>&1

これで、10分置きにhotmailから転送されます。